結構前ですが、カンブリア宮殿というテレビ番組で、東京都のある有名女子高の特集がありました。その女子高の校長先生が言っていた事の中で、先生の役目は、生徒のon/offのスイッチをonに入れることだと言っていたことが印象的でした。生徒はoffの時もあれば、onの時もある、でもずっとoffになっている訳ではなくてoffの状態から少しでもonの状態にしてあげれば後は生徒のほうから自主的にやり始めるだろうという事を言っていたと思います。
最近、派遣社員が解雇されて、寮を出なければいけないとかいうニュースがよく流れています。確かに悲惨な状況で働いて来た人もいると思いますし、ちょっと可哀そうだとも思う事もありますが、解雇された時に、ほとんど手持ちのお金がないというケースなどは、正直あまり同情できません。それもテレビなどで紹介されていた人たちは40歳とか50歳ぐらいのいい大人です。派遣という不安定な雇用の中で今まで最低限の貯金もしてこなかったといのは、この人たちはずっとスイッチが入らずにoffの状態のまま生きてきたということではないでしょうか。メディアはそういう事には触れません。
麻生さんがハローワークで若者の相談に一役買ってでたそううです。六本木とかおしゃれな街で働きたいという若者に”まず自分が何をしたいか決めないといけない”みたいな事を言っていました。僕にはごくごく当たり前のことだと思いましたが、それをニュースキャスターと評論家は、ポイントがずれているとか、分かっていないとか言っていました。
その後、番組ではある会社員の”好きな事があってもなかなかそのチャンスがないので麻生さんは全く分かっていない”みたいなコメントが流れましたが、僕には逆に、好きなことを仕事にすることが簡単だという前提に立っているように見えて、気持ちが悪かったです。好きなことややりたい事を職業にするのは非常に難しい事ですが、まずそういう具体的なものを見つけて、それに向かって努力しなければ、絶対にそれは実現できないという事実を忘れていると思います。
それぐらい大変なことなので、出来るだけ若いうちに見つけえて具体的な努力をしろというのは当たり前のことです。
ただ、個人的には、麻生さんも今は何をやっても批判されるみたいなので、こういうパフォーマンスみたいな事は逆効果だしもう止めた方が良いのではと思いました。
また、今日、サキヨミという番組を見ていると、日本はなぜこうも円高になっているのか?みたいな特集をやっていました。その中で、女性作家の坂東さんという方が、”確かに今輸出企業は大きな損をしているかもしれないが、逆を言えば、今までは利益を上げて内部留保してきたはずだし円高で逆に恩恵を受けている企業もあるのになぜそのことに関しては取り上げないのでしょうか?”みたいな事を言っていましたが、僕もその通りだと思いました。それを聞いたアナウンサーはすぐに話題を変えてしまいましたが。
onのスイッチを入れる事は、本当に重要なことだと思います。カンブリア宮殿のコメンテーターである作家の村上龍が、”スイッチが入った人と入っていない人の何年後かを見てみると、すごい大きな差が出ているでしょうね”と言っていたことを、他人事ととらえずに生きていきたいと思います。気がつけば一文無しで派遣社員として50歳になっていることもあり得る訳ですから。
2件のコメントがあります
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らいあんさん、再びこんばんは!
らいあんさんの日記に「ごもっとも」と思い、夢中になり、本題から逸れてしまいましたので、改めてコメントを書かせていただきます(笑)。
今年は、お世話になり、ありがとうございました!らいあんさんの日記では、なかなか他の方にないご意見が伺えるので、勉強になりましたです。
楽しい年が迎えられますように!!!
(*'-')ノ~*良いお年をお迎え下さいませ*(^-^)/♪
らいあんさんの日記に「ごもっとも」と思い、夢中になり、本題から逸れてしまいましたので、改めてコメントを書かせていただきます(笑)。
今年は、お世話になり、ありがとうございました!らいあんさんの日記では、なかなか他の方にないご意見が伺えるので、勉強になりましたです。
楽しい年が迎えられますように!!!
(*'-')ノ~*良いお年をお迎え下さいませ*(^-^)/♪
らいあんさん、こんばんは!
私も同感です。最近はニュースを見ては、日本のモラル・ハザードや景気の話の短絡的な解説に、「そうじゃないだろう、それは・・・」みたいに、ツッコンでばかりいます(笑)。
ちょっと厳しい見方かも知れませんが、もともと景気後退期には、職がなくなる訳で、仕事を探す(サラリーマンとして)のが難しいの当たり前のことですね。景気は循環しますから、不況時を考えて行動するのが、大切だと思います。
だから、手に職をつける(資格を持つでもいい)ことが重要なのだと、社会に出て思いました。学生時代は、なあなあで考えていたものですが、社会の厳しさをもっと学ぶべき(学んでおくべき)だと思います。
人員のリストラにしても、経営の視点に立てば、例えば「10人リストラするか?倒産して雇用者を全員失業者にするか?」という苦渋の選択が大半だと思います。ゴーイングコンサーンという命題は常に経営の根源に存在しますね。
最近では、「進学率の低下」という記事を読んで???と思いました。これも厳しいかも知れませんが、親も子とも短絡的というか、特に親が情けない時代に感じます。昔なら貧しくとも何とかして、子供の将来を考えていた親が多かった気がします。それから先は自分でガンバレ!みたいな・・・。メンタル的にも貧しい国になってしまいそうな危惧も覚えます。
私も教育に携わった経験がありますので、on/offの話はよ~く分かりますよ。その経験上、onにするには、個々性格や背景を考えないと誤ってしまうこともあるので、難易度は高いですよね。よく悩みました(^^ゞ
>スイッチが入った人と入っていない人の何年後かを見てみると、すごい大きな差が出ているでしょうね
この言葉は、よく身に沁みます。私もスイッチを探す旅を続けねば!と思いました。(スイッチを間違えないように)
今日もよく勉強になりました。アリガトウゴザイマス(*'-')ノ~*
私も同感です。最近はニュースを見ては、日本のモラル・ハザードや景気の話の短絡的な解説に、「そうじゃないだろう、それは・・・」みたいに、ツッコンでばかりいます(笑)。
ちょっと厳しい見方かも知れませんが、もともと景気後退期には、職がなくなる訳で、仕事を探す(サラリーマンとして)のが難しいの当たり前のことですね。景気は循環しますから、不況時を考えて行動するのが、大切だと思います。
だから、手に職をつける(資格を持つでもいい)ことが重要なのだと、社会に出て思いました。学生時代は、なあなあで考えていたものですが、社会の厳しさをもっと学ぶべき(学んでおくべき)だと思います。
人員のリストラにしても、経営の視点に立てば、例えば「10人リストラするか?倒産して雇用者を全員失業者にするか?」という苦渋の選択が大半だと思います。ゴーイングコンサーンという命題は常に経営の根源に存在しますね。
最近では、「進学率の低下」という記事を読んで???と思いました。これも厳しいかも知れませんが、親も子とも短絡的というか、特に親が情けない時代に感じます。昔なら貧しくとも何とかして、子供の将来を考えていた親が多かった気がします。それから先は自分でガンバレ!みたいな・・・。メンタル的にも貧しい国になってしまいそうな危惧も覚えます。
私も教育に携わった経験がありますので、on/offの話はよ~く分かりますよ。その経験上、onにするには、個々性格や背景を考えないと誤ってしまうこともあるので、難易度は高いですよね。よく悩みました(^^ゞ
>スイッチが入った人と入っていない人の何年後かを見てみると、すごい大きな差が出ているでしょうね
この言葉は、よく身に沁みます。私もスイッチを探す旅を続けねば!と思いました。(スイッチを間違えないように)
今日もよく勉強になりました。アリガトウゴザイマス(*'-')ノ~*