いろいろレシピを見ていると、気がつくことがある。
スパイスカレーでもなく、かといって、今や世界で人気だという日本風カレーでもなく、その盲点を突いた日本そば屋さん風なカレー南蛮系のカレーがあるっていうことに。
その特徴は、ダシを使っている点、
味噌汁と同じでイイので、顆粒ダシをとって、野菜や肉を煮込む。
ここに味噌を入れれば、もちろん味噌汁になる。
だが、ここでカレールーを入れると日本そば屋さん風カレーができあがる。
やってみると、カレールーを少なめにして小麦粉の量を減らし、
スープカレー風にすれば、ルーが少なくなるので当然に小麦の量も減り、
結果、接種する糖質量は、通中のカレーに比べれば遙かに少なくなる。
水分500mlだと、ハウスバーモンドカレーの場合、
ひとはこでルーが12等分できるが、そのひとかけでイイ。
ジャワカレーだったら、ひとはこでルーが8等分だから、
ハウスバーモンドカレーと同じになるように、
比例計算して包丁で刻んで溶かしてケロ。
で、食べてミロって。
ダシの影響で、カレールーのみよりも遙かにコクがあり、
カレールーの濃度は薄くっても、美味いのである。
通常、カレールーだけではコクがないと思えば、
バターを入れるとコクが出て見違える。
(つまり、コクの正体は油分ということになる)
だが、ダシがきいていると、コクが十分に感じられるので、
ここにバターを入れると、きっとクドくなるに決まっていると想像がつく。
というわけで、ご飯のないスープカレーが、
蕎麦のない日本蕎麦のように、
糖質制限者にとっては、福音となるという話なのであった。
なので、ぎりぎりまで刑務所に行くようなことは止めよう。
娑婆にいる限りは、こういう自由がきいて、オモロイのだから。