テクニカルファクターは必要最低限にしよう!

らいあんさん
らいあんさん
今までの相場はあまりにも理解不能な事が起こっていたのでしばらくは日記を書く気力がありませんでした。ただその間も地道にオニール方式の出来高と株価の買い越しと売り越し(日経、ダウ、個別銘柄)をエクセル表に記録する作業は続けていました。そしてそれらを見ていると最近ちょっと復調の気配があると思います。後は日経やダウに出来高を伴った強い上昇があるかどうかが鍵になると思います。

僕はもともとあまりテクニカルを知らなかったので、ここ最近はテクニカルの人達の意見を色々聞いたり本を読んだりしてそれらで得るものもありました。でも、今の率直な感想は、テクニカル投資よりもその企業の業績やファンダメンタルを見て投資する方がはるかに利益を上げられるということです。

テクニカル投資をしている人を見ていて一番不思議なのは、なんでそんなに大変な事をして物事を難しくしているんだろうっていうことです。世界の経済の状況とかヘッジファンドの動きとか政策とかチャートの細かな動きとか気にする事が多すぎて、それらに振り回されているように思います。またそれらが高い確率で当たればいいけれども、今回の金融危機も見てもわかるとおり、ほとんどの専門家やメディアでの予想や見識ははずれていました。彼らが言っていた事は株価が下がったらまだ下がる(どんどん底値が下がっていき最後には5000円と言った人もいた)、上がってもまた下がると言っていただけでした。

今一番非難されている日本の政治家や首相でさえ、問題発言をすれば徹底的に叩かれ、場合によっては責任を取り辞任するのにメディアやこの人達の自分達への甘さにはほとほとあきれてしまいます。みん株で、メディアは首相の支持率を調べるより自分たちの支持率を調べた方がいいんじゃないかって言っていた人がいましたがまったくその通りだと思います。

テクニカルをあまりにも重視すると、何か情報を得ることに満足してしまい、本来その企業の業績が将来上がるかどうか見極めるために調べているという一番当たり前のことを忘れてしまう気がします。

僕的にでた結論として、テクニカルとして最低知っておく必要があると思うことは、以下となります。

(1)チャートの形
(5年などの長期、1~3年の中期(1~6か月短期))

(2) 日々の出来高と株価の関係
(買い越し、売り越しのトレンドを確認)

(3) レシオケータ(100以下のものは買わない)
*日経平均やTOPIXなどに対してその銘柄のパフォーマンスが良いかどうか見る指標

 
ところで僕が以前少し購入していたインデックスの投資信託はここ数か月で実に30%以上値下がりしました。僕個人としては運用していてもあまりにもつまらなくてすぐに解約してしまいましたので、損害はほとんどなかったですが、解約していて本当によかったです。このインデックスは国内と外国の株式と債権をまんべんなく購入し年間で5%以上のリターンを狙うというものでした。理論上は4つの投資に分けてリスクヘッジすることでリターンはほぼ5%となり損失が10%を超えることはないとの事でこれは金融では王道の理論となっているとのことでしたが、今は見ての通りの悲惨な状況となっています。これなら自分で銘柄を選んで失敗する方が遥かにましだし得るものもあると思います。


最近はほとんどが悪いニュースですし結構株価を意図的に下げようとする悪意のあるものもありますので、そんなのに一々反応していたら身がもたないです。株価は5000円代みたいな事をいっている人もいますが、絶対にそんなことはないと思います。そして万が一5000円になったとしても購入時に損切りのルールを決めておけば事足りることで、今からそんな心配をして何の意味があるのでしょうか?
4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
Zephyrさん

どうもコメントありがとうございます。

おっしゃる通りだとも思いますが、僕の場合は毎日株価を見ていると必ず邪念が生まれてしまい失敗してしまうみたいです(笑)。

なので今のところファンダメンタルを中心に利益率の高い銘柄を選んで放置するのが一番だという結論に至っています。もちろん逆指値での損切りをしたりおおまかな経済状況は把握するようにしていますが、あんまり動き過ぎても良い事がないというのが今の素直な感想ですね。個別の株価も最近2,3日おきや一週間に一回見るぐらいが良いのではと思うようになりました。
ZEPHYRさん
 らいあんさん、こんばんは!
 そうですね。「策士策に溺れる」という言葉もありますし、テクニカルもほどほどにしないといけません。テクニカルは、銘柄毎にチューニングしないと使えませんし、それが必ず当るという訳でもないですね。
 ただ、「相場は需給」「相場は心理」という側面があり、ファンダメンタルが良く(見え:というのは企業の情報に粉飾がないと言い切れないので)ても、売られるのは売られます。反対に、高値をとっている銘柄を見ても、財務良好ばかりじゃないですよね。そして、「市場の評価は間違っている」ので、やはり、それを利用しないと利益も上がらない気がします。
 なので、私は、財務的側面から銘柄を絞り、それのトレンドや需給が良くなって仕込むようになってます(最近)。テクニカルとファンダメンタルの良い部分を日々探し続けているという感じで、確信の持てる境地に至っていないのが現状なんですけど(汗)。
 物事にはいろいろな側面があり、何が正しいかはその時点では分かりません。なので、自分が信じた方法を貫けばよいと思います。それで、上手く行けばそれでいいし、行かなければ、あっさりと変えればいいのだと思います。投資は、損益という絶対的な評価で答えを突きつけてきますから、ある意味、すっきりしていますね(笑)。
 それから、逆指値は重要ですね。私の場合、逆指値を入れてないとえらいことになります(苦笑)。甘さが出るんですね、キット。相場は上がるか下がるか50%の確率に見えますが、実際に勝っているのは全体の5%と聞きました。厳しい世界ですが、無理せず楽しく行きましょう!
 では、よい週末をお過ごし下さいませ!(*'-')ノ~*
はんちくさん

こんばんは。

ウィリアムオニールは損切りは保険をかける事と一緒だといっています。損切りが出来なければ株式投資をすべきではないとも。海外旅行に行って怪我をした時に保険に入っていないことを思うとぞっとしますよね。

また仮に病気にならなかったからといって、かけた保険代を損したとは思わないですよね。ただ分かっていても損切りは本当に実行するのが難しいのでこれからは逆指値で自動的に行いたいと思います。

上がった株価に対して何パーセントとかで損切りをすれば利益が0になるなってマイナスみたいな事はなくなるのでしょうね。分かっていても難しいのでこれも自動的にすべきでしょうね(笑)。
 こんにちは

 「損切り」の徹底をすれば、どんな強烈な下げ局面が来ても、何も怖いことはありません。
 どんな上げ相場でも下げ相場でも、生き残れる投資家は「損切りできる人間」だけです。


 「利益が出たら、相場に任せて放置する」のが、一番利益を出す方法です。テクニカルなどに振られ、細かく銘柄の出し入れをするよりずっと楽。
 
 もちろん、ただ持っていて、利益が0になるまで手をこまねくわけにも行きませんから、その辺の判断は難しいですね。
らいあんさんのブログ一覧