重ねてコメント失礼します。
montonton さんのご意見は、北海道に来る前の私の意見と同じなので、批判のしようもありません。
しかし、半ば強制的に北方領土返還運動に動員される立場になって、私は意識を改めました。
かつて日本は北方民族に対して同化政策を施し、アイヌを祖先に持っていたとしても差別なく日本人として扱うことにしました。これは、今現在、中国がウイグルなどに行っている同化政策と同じです。更に日本に分が悪いことに、日本の北方民族に対する同化政策はほぼ成功してしまったのです。このことは、今の国際政治の価値観では民族を消滅させたことと同義です。
ロシアの北方領土支配は、「帝国主義からアイヌ・ウイルタ・ニブフを開放する」という建前を取っています。
同じような建前で中国はチベットを攻めたので、個人的にはロシアの建前は噴飯ものです。
しかし、日本の北方領土への主張はそんな見え透いた建前すらないので、第三国を交えた討論では負け続けるのです。
北方領土返還運動にアイヌ協会やウイルタ協会が口を挟んでくるのを疎ましく思い、5年ほど前に日本人の旧島民がウイルタ協会を解散に追い込んでしまいました。それが、日本では全く報道されなかったのに、世界中に報道されたことが決定的に北方領土返還運動を窮地に追い込みました。
北方領土返還運動に動員される立場としては、針の筵です。