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これからくるGAFAMの決算
こんにちは。動点Pです。
さっそく指数を確認していきましょう。
01/14 値 前週比 年初来
S&P500 4662.85 -0.30% -2.95%
NASDAQc 14893.75 -4.48% -6.05%
S&P500 sto RSI(週足)%K 24.59%
先週は下がってしまいましたね。私の適当な予想もはずれてしまいました。すみません。FOMCの議事録の内容が予想以上にタカ派的で、FRBは早期の金融引き締めに傾いていたことも影響しました。私は、アメリカの景気はいい、という見方は変更した方がいいのかもしれないと思い始めています。それにしても、レバナスに投資をしている人たちは年初来からかなり下がったと思うのですが大丈夫なんでしょうか。ナスダックはこれからまだ下がるのではないかと思っています。私は年初にグロース株はすべて売って、石油関連株にうつしました。
やはり2月か3月のテーパリング終了から利上げ時くらいに、S&P500もNASDAQも一度大きく下がるのではないかと考えています。ミシガン大学消費者態度指数が14日に発表されました。
Surveys of Consumers, University of Michigan
これをみると、前月比、前年当月比ともに下落しています。つまり消費者は消費マインドが下がっています。CPI(消費者物価指数)は7.0%と高い値にとどまっており、アメリカではモノが高くて買わなくなっている、ということのようです。実際、アメリカの12月の小売売上高は1.9%の減少でした。
小売売上高 [前月比] / Y!ファイナンス
上の、ミシガン大学消費者態度指数のサイトの文章に書いてある通り、インフレの影響は特に中低所得者にきつく、高所得者には弱いようです。しかし当然のことながら、アメリカの高所得者の人口はごく一部で、ほとんどは中低所得者です。消費の多くは中低所得者によってまわっているのですから、彼らの旺盛な消費が減ってしまうと、アメリカの景気は悪くなります。というわけで、アメリカは急速に景気が冷え込んでおり、悪いインフレに入りつつあると思っています。FRBはこのインフレを早くおさえないとヤバい、というのはわかっているのですが、そんなに一足飛びに利上げをするわけにもいかず、困っているというのが現状です。
悪いインフレというのはつまりスタグフレーションです。スタグフレーションになると、S&P500とNASDAQは下落します。アメリカでも1960年代終わりと1980年代初めにスタグフレーションがありましたが、いずれも株価は下がるか非常に弱い上昇に終わっています。
スタグフレーションになれば、注目されるのは金(ゴールド)ですね。なぜなら、景気が悪いのに物価が上がる(=通貨が下がる)のですから、価値の変わらない金に資金が向かうからです。金のETF $GLD (日本だとNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 1328) はこれからも注目したいと思っています。図を添付します。金のETFが10年来のカップウィズハンドルを形成している可能性(あくまで可能性です)については前にブログで指摘しました。
「10年越しのカップウィズハンドル?!」(2021/09/04)
しかし今はビットコインなどの暗号資産が存在しています。これらがスタグフレーションのもとでどのように動くのか、だれも見たことがありません。こちらも見ておこうと思っています。
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日本の株式市場はどうもよくないですね。マザーズは引き続き下落し、日経225もTOPIXも下がりました。岸田首相はしつこく財政健全化を主張しているので、株価にはマイナスでしょう。財政健全化とはつまるところ増税です。日本が発展し、国民の収入が増えなければ意味がないと思うのですが、岸田首相も財務省もそういうふうには考えないようです。とはいえ、政策も相場も、私にはどうしようもできないので、資金を徐々に引き揚げようと思っています。
上で、米国株が2月か3月に下がると書きましたが、これから企業決算がやってきます。1月26日にマイクロソフトとテスラ、2月頭にアップル、メタ、グーグルの決算があります。ここで決算をミスると大きく下がる可能性は十分あります。すでに株価はかなり綱渡り状態なのかもしれません。
今日、外を散歩しながら写真を撮ってきたのですが、日差しがすでに暖かくかんじました。もうしばらくすると春がきますね。少しずつでも楽しんでいきたいと思ってます。
ではではー。
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関連銘柄:
野村金連動(1328)
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