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ようやく見えてきたコロナ後の相場展開(その3)

今年も早2日となり、いよいよ明後日から大発会となります。ところで、昨日のブログでアベノミクス9年目の投資環境に文字の乱れがあり、読み難くなっていましたので、本日はその部分の再掲から始めたいと存じます。

◆9年目(2021年)
株価(終値)、基準値から騰落率: 28,791円、317%
為替(終値): 115.10円/ドル
日経平均EPS(終値): 2,021円
投資環境: 新型コロナウィルスに世界中が明け暮れた1年だった。前年にアメリカ大統領がトランプさんからバイデンさんに替わり、日本でも菅さんが岸田さんに交代。米中の対立激化と台湾海峡、アフガン、ウクライナと地政学リスクが高まる。世界的なコロナ禍とインフレ懸念により、アメリカでは11月にパウエルFRB議長の再任で、通貨膨張の金融緩和政策から引き締めに転換。政策変更後も株価の上昇は続くも、日本では岸田内閣の株に対する不利益発言が目立ち低迷。それでも年末の株価はバブル以後の高値となる。

さて、年末から年始にかけては、著名アナリストからその年の相場見通しが発表されます。今年は為替専門の女性と証券会社からの男性2名の3人による株価の見通しが目を引きました。どうやらこの3人が、最も人気があるアナリストのようです。

それによると、途中経過にはばらつきがありましたが、3人とも年初の29,000円前後から上昇し、年末には32,000円前後の高値を予想していました。ただその中の一人は、年初の1月から3月までは上昇しても、4月から5月にかけて発表される23年3月期決算が保守的のため、6月には28,000円程度まで落ち込みを予想していました。

私の見通しもこの証券会社系のアナリスト(男性)と似ていますが、
第一四半期(22年1~3月)上昇して32,000円
第二四半期(22年4~6月)緩やかな上昇で33,000円の高値
第三四半期(22年7~9月)下落に転じ31,000円
第三四半期(22年10~12月)変動幅の大きいボックス相場で年末には32,000円
を予想しています。

投資環境としては、
(1)コロナ禍が、経口治療薬の普及でコロナの縛りから解放される。
(2)政局では、アメリカの中間選挙、日本での参議院選挙が行われるが政局を変える変動はない。
(3)地政学的リスクも、ウクライナでのロシアと、台湾海峡での中国との緊張状態は続くも交戦には至らない。
(4)昨年(21年)独り勝ちしていたナスダックは、バブル状態だったバリュエーションが通常状態に戻る。
ことを前提としています。

その結果、10年目となるアベノミクスの年末の為替と株価のバリュエーションは、次の通りとなりました。
◆10年目(2022年)
株価(基準値から騰落率): 32,000円(352%)
為替(終値): 110円/ドル
日経平均EPS(終値): 2,100円
日経平均PER(終値): 15.23倍

以上です。長らくご覧いただきありがとうございました。 

4件のコメントがあります
  • イメージ
    美愛さん
    2022/1/2 18:28
    こんにちは♪

    とっておきの情報をアメリカから仕入れてきましたよ♪
    いよいよ大きく動くんですね!
    日経平均株価は史上最高値になります♪
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    yuhsanさん
    2022/1/2 20:26
    美愛さん

    コメントありがとうございます。
    今年も頑張りましょう。
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2022/1/3 17:50
    yuhsanさん 新年明けましておめでとうございます。

    早速ですが私も著名なアナリストさん達の相場予測を拝見しました。
    概ね株価は上向きという予想で、数字は私も納得しておりますが
    その根拠には少々物足りなさを感じています。

    無論企業業績が順調に伸びることはほぼ間違いないと思いますし
    日経平均のPERがグローバル平均より4pt程度後れをとっていることも事実ですが
    それが何故今年日本株の見直しに繋がるのかが今一つ釈然としないからです。

    それどころか、むしろyuhsanさんがブログに書いておられる様に
    岸田首相の株式投資に対するマイナス発言が掻き消されているのも気になりました。

    それでも私は強気で攻めたい一年だと考えています。
    主な理由は新年のブログにも書かせて頂きましたが
    米国の私的・公的年金(資産総額約4000兆円)が
    ERISA法の改正を機に 日本株への投資に向かう可能性が高く
    投資額はMax40兆円に上るとも言われています。

    もう一つは、RCEP(1月発効、韓国は2月から)によるアジア圏の経済連携です。
    TPPに比べるとかなり小規模ですが
    世界第二位と第三位の経済大国が加盟している試みだけに
    日本を含めたアジア圏の経済発展に大いに寄与するのではないでしょうか。

    という訳で、リスクも多いのは承知の上で
    私の2022年度株価予想は、日経平均換算で28000円~37000円と
    大風呂敷を広げてみました。
    普段は押しも押されもしない曲がり屋ですが
    今年こそは360度曲げてみたいと意気込んでいますw

    それでは本年もどうぞよろしくお願い致します。
  • イメージ
    yuhsanさん
    2022/1/3 21:03
    kabukabumanさん

    お久しぶりのkabukabumanさんのお元気な声を聞き、勇気づけられました。
    私は「みんかぶ」のブログ欄だけしか見ていませんが、この欄も理論家はほとんどいなくなり、お気軽株式当掲示板時代が懐かしく感じられます。
    相場見通しは長期投資をやっている人にとっては、最も大切な情報ですが、それが年々少なくなっているのは残念です。
    そういう意味からのkabukabumanさんのブログも拝見していますが、当たる当たらないはその後の相場の動きで実証されます。
    私も「相場の見通しや」の一人ですが、数少なくなったkabukabumanさんと共に頑張るつもりです。
    コメントありがとうございました。

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