再帰性-2

らいあんさん
らいあんさん
僕は少々変わっているのか、暇な時とかに、ネットとかで恋愛相談みたいなのを読むの好きです。最近のつまらないドラマなんかよりよっぽどリアリティがあると思います。

そこでそういう関連のブログをネットで探していると、あるカウンセラーの印象的なコメントを見つけました。それは、”相手が何を考えているのかわからない(気持ちがわからない)”という相談を受けた場合、今まで受けた大抵の相談の中では、”その相手の気持ちが離れている(すでに振られている)ということに本人が気付いていない”と言っていたことです。

再帰性として考えれば、

認識のズレは ”相手にも自分を好きであって欲しい”という願望から→”相手も自分の事を好きなはず”という風になってしまうんでしょうか。

プロセスとしては

相手も自分を思ってくれていると思う→さらに相手に求める→空回り→完全に嫌われる→やっと気付く

みたいな感じでしょうか?

それを今回の金融危機に置き換えてみると、大抵のアメリカ人の感覚は、借金に借金を重ねて消費を増やすという根本的な消費サイクルが壊れたにもかかわらず、

ここ最近長期的な下降トレンドを経験していない→よっていずれ株価は回復するだろう→実経済はどんどん悪くなる→借りることが難しくなる→やっと事態の深刻さに気付き始める

みたいなサイクルでしょうか?

今だにアメリカ人のエコノミストには市場自由主義みたいな考え方の人がいるといいますし、サブプライムでは買ったほうにも責任があるという意見があるということに、アメリカの感覚がいかに他国からズレているちょっと怖くなる時があります。

今、ダウはまたディストリビューション(売り優勢)の傾向になってきたので、この下げはアメリカ人が本当に痛い思いをし、心から反省しない限り続くのではないでしょうか。

市場はアメリカに反省と謝罪を求めているんだと感じる今日この頃です。
6件のコメントがあります
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Zephyrさん

おはようございます。

正直僕もわからないんですが、日記で愚痴を書いているだけです(笑)。問題はおっしゃる通りもっとシンプルなのかもしれませんね。でも本当に一つもいいニュースがないですね。もうすぐクリスマスですが、たくさんの派遣社員が解雇されるなどのニュースを聞くととてもハッピーな気持にはなれませんね。
ZEPHYRさん
 らいあんさん、こんばんは!
 いつも勉強になります!よく考えられておられます。私なんか、日本の株価がここまで下がるのは、レバレッジバブルが弾け、2003年からの海外勢の資金が入らなくなった、という短絡的な見方です(汗)。
 このところ、何とも言えないニュースばかりが続いて、気が滅入ってしまいそうになりますが、リスク管理をしっかりして、無理せず、楽しく、行きましょう!(*'-')ノ~*
 
ここまで下がる日本にむしろ問題があるということですね。あくまでもアメリカとペアじゃないとお金を出す価値がないと投資家が考えているという事なのでしょうね。

バフェットやソロスは日本に対してのと興味なしって感じですしね。ロジャースはこの二人より最近のインタビューでは少し良い評価だったと思いますが、何よりも日本は出生率を改善するべきだという主張をしています。それなのに妊婦がタライ回しになっている現状というのは恥ずべきことです。
思惑さん
是々非々の問題ではなく体制の問題だと考えているからです。

日本のバブル崩壊のときは、日本のマスコミからは、日本発の金融恐慌は避けなければならないとの意見が出ました。
しかし、アメリカの答えは日本固有の問題だから関係ないと株価は上昇を続けました。

今回も、アメリカ固有の問題だから、日本のマスコミからは影響は先進国中では影響は受けないとの意見でした。
しかし、現実は先進国中で最も株価が下がったのは日本です。

何とかしなければならないのは、日本のほうでありアメリカではないと考える理由はこれです。
こんばんは。
はっぴぃえんどさんは何故そうお考えなのでしょうか?
今回は完全にアメリカに非があると思っているのですが、そうお考えになっていないという事なのでしょうか。
思惑さん
こんばんは。
私は全く逆の立場をとります。
市場が反省を求めているのは、アメリカ以外の国に対してだと考えます。
ソロスの言葉かジムロジャースの言葉か忘れましたが、「日本は製造で稼ぎ、金融で吐き出す」です。
けだし、名言です。
まったくそのとおりで返す言葉はありません。
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