太洋物産が安い、２０年９月期業績は計画下振れ営業赤字に転落

　太洋物産<9941.T>が安い。２６日の取引終了後、集計中の２０年９月期単独業績について、売上高が１９２億６０００万円から１４８億円（前の期比２４．２％減）へ、営業損益が７６００万円の黒字から２億６７００万円の赤字（前の期３２００万円の黒字）へ、最終損益が９００万円の黒字から３億９１００万円の赤字（同４２００万円の赤字）へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。

　主要取引先である外食産業の低迷を受けて、牛肉・加工食品の販売数量が減少したほか、新型コロナウイルスによる販売低迷に加え、オリンピックなどの来日客増加によるインバウンド需要を見越した仮需の在庫が過剰感をもたらし、鶏肉の販売価格が低迷したことも響いた。

出所：MINKABU PRESS