杉本商、前期経常を15％上方修正、配当も5円増額

　杉本商事 <9932> が4月20日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の25.3億円→29億円(前の期は24.6億円)に14.6％上方修正し、増益率が2.6％増→17.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.4億円→17.1億円(前年同期は15.8億円)に27.4％増額し、一転して8.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→55円(前の期は47円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　国内外の経済の堅調な推移を背景に企業収益と国内生産が改善したことを受け、受注が好調に推移したことから、売上高は当初予想を上回る見込みです。また、売上増加に伴う利益の増加と、営業努力による売上総利益率の改善により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも予想を上回る見込みです。

　当社は、財務状況や業績等を勘案しつつ、安定配当を継続することを株主の皆様への利益還元の基本方針としております。この度平成30年３月期の業績を踏まえ株主の皆様へより一層の利益還元を図るべく、従来予想の１株当たり25円に５円増配し、期末配当金として１株当たり30円を行う予定であります。この結果、中間配当25円と併せて年間55円の配当となる予定です。なお、本件は、平成30年６月15日開催予定の第93回定時株主総会に付議させていただく予定です。