ワットマン、今期経常を一転10％増益に上方修正、配当も10円増額

　ワットマン <9927> [ＪＱ] が3月15日大引け後(17:15)に業績・配当修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億1600万円→2億0800万円(前期は1億8900万円)に79.3％上方修正し、一転して10.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の2600万円→1億1800万円(前年同期は1億2300万円)に4.5倍増額し、減益率が78.9％減→4.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は10→1の株式併合前で2円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　法人仕入の取捨選択による売上高総利益率の改善、生産性向上施策による販売管理費の低減、新店出店時初期費用の低減等の施策が予想を超える効果を創出したことにより、平成31年３月期の営業利益、経常利益、当期純利益は当初の予想を上回りました。一方、法人仕入の取捨選択による仕入減少、及び第４四半期に予定していた新店出店が4月にずれ込んだことにより、売上高は当初予想を下回りました。

　当社は、安定的かつ継続的な株主への配当を基本方針としております。これに基づき、当期の期末配当につきましては1株につき20円とする方針としておりました。しかしながら、上記の通り業績予想の上方修正の見通しとなり、将来に備えて内部留保にも意を用いつつ、株主の皆様のご支援、ご期待にお応えするため、１株当たり期末配当を30円とさせていただく事といたしました。今後の配当につきましては安定的かつ継続的な株主への配当を基本方針としつつ、業績、財務健全性および株価等を勘案した上で決定する事といたします。