藤井産業が１６年３月期業績と配当予想を上方修正、建設資材や総合建設工事が伸長

　藤井産業<9906.T>がこの日の取引終了後、１６年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の６６５億円から７２０億円（前期比３．９％増）へ、営業利益を同２４億円から３０億円（同４．１％減）へ、純利益を同１７億円から２０億円（同８．３％減）へ上方修正した。
　電設資材部門で太陽光関連商材の落ち込みが当初予想より小幅にとどまったことや、施工部門の建設資材工事や総合建設工事が前期を上回っていること、さらに、太陽光直需案件も再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づく認定済み案件が順調に完工し前期を上回る見込みとなったことなどが要因としている。
　同時に、業績予想の修正に伴い、従来２５円を予定していた期末配当を３２円に引き上げると発表した。中間配当と合わせた年間配当は４７円（従来予想４０円、前期５０円）を予定している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）