モリト、前期経常を6％上方修正、配当も6円増額

　モリト <9837> が12月20日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。21年11月期の連結経常利益を従来予想の17億円→18億円(前の期は9.2億円)に5.9％上方修正し、増益率が83.2％増→94.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.1億円→9.1億円(前年同期は5.2億円)に12.3％増額し、増益率が54.6％増→73.6％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の20円→26円(前の期は18円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年11月期の連結業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想数値を上回る見込みとなり、2021年10月14日に公表した業績予想を修正いたしました。これは主に、欧米市場が想定以上に回復 し、米国向けレジャー用品向け付属品、欧米向けワーキングウェア、メディカルウェア、ベビーウェア、室内スポーツ関連向け付属品の売上高が増加したこと、資産効率の向上という観点から、政策保有株式の売却を進めたことによ り ます。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と位置づけ、以下の３点を利益配分に関する基本方針としております。　・継続的配当の実現　・連結自己資本配当率（DOE）1.5％を維持　・当期純利益に対する配当性向50％以上（連結）を基準　これらの基本方針を全うすることを前提に、本連結業績予想の修正内容と当社の財政状況等を総合的に勘案した結果、2021年11月期の期末配当予想は１株あたり17円、年間配当予想は、前期の年間配当金と比較して８円増配となる１株あたり26円とさせていただきます。　これにより、連結自己資本配当率（DOE）は2.18％、連結配当性向は50.8％となる見込みで、いずれも基本方針に定める基準を満たしております。　当社は、今後も利益配分に関する基本方針に基づき、継続的な配当による株主還元を重視してまいります。株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。※業績予想に関する留意事項　上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績、配当額等は、新型コロナウイルスの感染拡大など、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。予想値に変更が生じる場合は速やかに開示いたします。