モリト、前期経常を53％上方修正

　モリト <9837> が12月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年11月期の連結経常利益を従来予想の6億円→9.2億円(前の期は17.7億円)に53.3％上方修正し、減益率が66.3％減→48.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.9億円→5.1億円(前年同期は10.1億円)に2.6倍増額し、減益率が80.4％減→49.0％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況下において、安心・安全・健康、そして、環境に配慮した付加価値商品の開発・販売に注力してまいりました。各国ロックダウンによる休業が相次ぐ中、アメリカでは、医療機器に使用されるホックを生産し続けてまいりました。今後も国内外社員一丸となって事業継続に尽力し、コア商品の提供を通じ、社会に貢献してまいります。　2020年11月期の連結業績予想につきましては、自動車内装部品の受注が回復基調にあることに加え、当社グループの主力商品であるインソールをはじめとした防寒商品の受注が順調に推移いたしました。密にならずに楽しめるスケートボードやサーフィンといったスポーツ関連商品の販売が好調ということもあり、2020年10月13日に公表した業績予想を修正いたしました。　　なお、年間配当金予想額につきましては、1株当たり18円とする従前の内容から変更ございません。この度の業績予想の修正を踏まえた連結自己資本配当率（DOE）は1.56％、連結配当性向は104.9％となる見込みで、いずれも当社の利益配分に関する基本方針に定める基準を満たしております。　当社は、今後も継続的な配当による株主還元を重視してまいります。株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。※業績予想に関する留意事項 　上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、新型コロナウイルスの感染拡大など、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。予想値に変更が生じる場合は速やかに開示いたします。