白洋舎、前期経常を赤字縮小に上方修正

　白洋舎 <9731> が1月26日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年12月期の連結経常損益を従来予想の31億円の赤字→22億円の赤字(前の期は44.3億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の15.6億円の赤字→6.6億円の赤字(前年同期は24.1億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１）　連結業績予想の修正につきましては、レンタル事業のうちリネンサプライ部門において、10月以降新型コロナウイルス感染状況が沈静化したことに伴い、取引先ホテルの稼働率が回復したことから、売上高が想定以上に増加いたしました。よって、売上高の予想を前回予想より上方修正いたします。　営業利益については、売上高の増加および構造改革の進捗に伴う人件費等コスト削減により、前回予想を上方修正いたします。　経常利益については、営業利益の増加および雇用調整助成金を営業外収益として計上したこと等により、前回予想を上方修正いたします。　親会社株主に帰属する当期純利益については、環境対策引当金繰入額を特別損失として計上した一方で、経常利益が増加することから、前回予想を上方修正いたします。　　　２）　個別業績予想の修正につきましては、レンタル事業のうちリネンサプライ部門において、取引先ホテルの稼働率が回復したことから、売上高が想定以上に増加いたしました。一方、クリーニング事業においては、在宅勤務等生活スタイルの変化により、想定よりも衣類のクリーニングの取り扱いが伸び悩んだことから、売上高の予想については、前回予想を据え置きいたします。　経常利益については、構造改革の進捗に伴う人件費等コスト削減により、前回予想を上方修正いたします。　当期純利益については、環境対策引当金繰入額を特別損失として計上したこと等により、前回予想を下方修正いたします。　　　　※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。