ＫＮＴＣＴ、前期経常を赤字縮小に上方修正

　ＫＮＴ－ＣＴホールディングス <9726> [東証Ｓ] が5月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の75億円の赤字→39億円の赤字(前の期は167億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の15.7億円の赤字→20.2億円の黒字(前年同期は9.9億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本年度末にかけて新型コロナウイルスのオミクロン株亜種（Ba2）の感染拡大により、旅行関連の売上は低迷した一方、ＰＣＲ検査受付業務等の取扱いが想定以上に増加いたしました。加えて各案件の売上原価の圧縮に努めた結果、売上総利益率が大幅に改善するとともに、営業外収益で雇用調整助成金等の助成金収入が増加したこともあって、営業利益以下の各段階利益が前回発表予想を上回り、損失が改善される見込みとなりました。