ＫＮＴＣＴ、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配継続

　ＫＮＴ－ＣＴホールディングス <9726> が3月24日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の20億円の黒字→98.9億円の赤字(前期は12.7億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.5億円の赤字→119億円の赤字(前年同期は3.7億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本年1月下旬以降、新型コロナウィルスによる感染症が国内外で拡大し、国内、海外の個人旅行、団体旅行ともキャンセルや旅行の出控えが相次ぎ、売上高が大幅に減少いたしました。これに伴い、下記のとおり「特別損失の計上」および「繰延税金資産の取崩し」を行う必要が生じたこともあり、通期連結業績予想を修正するものであります。

　期末配当予想は未定としておりましたが、「1.業績予想の修正」に記載のとおり、事業環境の急変を考慮し、誠に遺憾ながら見送りとさせて頂きます。