乃村工芸社、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　乃村工藝社 <9716> が11月8日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。20年2月期の連結経常利益を従来予想の94億円→111億円(前期は93.4億円)に18.1％上方修正し、増益率が0.6％増→18.8％増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27億円→44億円(前年同期は57.5億円)に62.8％増額し、減益率が53.0％減→23.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は1→2の株式分割前で52円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020 年2月期の連結業績につきましては、ディスプレイ事業において上期に大型プロジェクトの売り上げを計上したことに加え、当初の想定に対して大きく需要が拡大しており売上が堅調に伸長しております。　また、利益面におきましては、売上高の増加が寄与し通期見込みでは各利益ともに当初予想数値を上回る見込みであり、上記のとおり修正することといたしました。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報からの判断にもとづき作成したものであり、さまざまな不確定要素が内在しております。今後、当社グループを取り巻く市場の経済情勢などにより、実際の業績は上記の業績予想と異なる可能性がありますので、ご承知おきください。

　　当期につきましては、上記のとおり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益いずれも当初公表しました連結業績予想の数値を上回る見込みとなったことや、当社の経営状況等を総合的に勘案しました結果、2020年2月期の期末配当予想を、従来予想より５円増額の１株当たり30円に修正することといたしました。　なお、本件につきましては、2020年5月下旬に開催予定の第83回定時株主総会において付議させていただく予定であります。