ＭＳＣＩ銘柄に材料出尽くし感、新規採用の日空ビルが下落、除外の大和工は上昇

　１３日早朝にモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル（ＭＳＣＩ）の定期入れ替えが発表され、日本空港ビルデング＜9706.T＞が新規採用され、大和工業＜5444.T＞が除外された。ＭＳＣＩの５月の入れ替えは例年、大幅な入れ替えが実施されるが、今年は比較的小規模の見直しとなった。
　ＭＳＣＩの新規採用銘柄には投資資金の流入が見込める一方、除外銘柄にとっては資金の流出要因となる。ただ、この日の市場では日空ビルが下落し、大和工が上昇している。両銘柄の採用と除外は、事前の市場予想の範囲内であり、この日は材料出尽くし感からの反対売買の動きが出ているようだ。一方、新規組み入れ候補で採用から外れたホシザキ電機<6465.T>には売りが先行している。今回のＭＳＣＩの入れ替えは、今月２９日の引け段階で指数に反映される。

日空ビルの株価は１０時１４分現在６４１０円（▼１４０円）
大和工の株価は１０時１４分現在２８６３円（△４９円）
ホシザキの株価は１０時１４分現在６７９０円（▼８０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）