クレオが一時１６%高、ソリューションサービス好調で１９年３月期業績及び配当予想を上方修正

　クレオ<9698.T>が急反発して一時、前日比２１８円（１６．１％）高の１５７０円に買われ、昨年来高値を更新している。５日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を１３１億円から１３５億円（前期比１０．０％増）へ、営業利益を５億７０００万円から６億４０００万円（同５５．９％増）へ、純利益を４億円から５億円（同６３．６％増）へ上方修正したことが好感されている。

　ソリューションサービス事業で、複数製品やサービスを組み合わせて提案する大型ソリューション案件を獲得したことで売上高が計画を上回って推移していることに加えて、案件の大型化により収益性が向上していることなどが要因としている。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２０円を予定していた期末一括配当を５円増額して２５円にすると発表しており、これも好材料視されている。前期実績の１５円に対しては１０円の増配になる予定だ。

　同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高９３億９００万円（前年同期比９．５％増）、営業利益３億４９００万円（同３．１倍）、純利益３億３４００万円（同３．３倍）だった。

出所：minkabuPRESS