鴨川グランド、前期最終を一転赤字に下方修正

　鴨川グランドホテル <9695> [ＪＱ] が4月20日大引け後(18:00)に業績修正を発表。20年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の0.4億円の黒字→0.6億円の赤字(前の期は10.1億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終損益も従来予想の700万円の赤字→1.1億円の赤字(前年同期は7.1億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　房総地区を襲った台風15号に続く台風19号と集中豪雨の影響が大きく残る中で、新型コロナウイルス発生とその猛威は業績に極めて大きな影響を受けました。特に令和2年3月は、主力施設である鴨川グランドホテルとホテル西長門リゾートは団体利用の98％、個人利用の70％がキャンセル、ビジネスホテルは通常90％稼働が20～30％強の稼働へと激減、その他リゾート関連も60％減少となる等、売上高、利益とも通期業績予想を大きく下回る見通しとなったため、業績予想を修正いたします。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり実際の業績は、今後様々な要因により異なる可能性があります。