サコスが３日ぶり反落、第３四半期営業利益は２５％増も材料出尽くし感

　サコス<9641.T>は３日ぶりに反落。４日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１９年１０月～２０年６月）連結決算は、営業利益１５億２１００万円（前年同期比２４．７％増）、純利益９億６９００万円（同３３．１％増）となり、営業利益は通期予想を上回って着地したが、目先の材料出尽くし感から売りが優勢となっている。

　売上高は１４１億２００万円（同０．６％減）とほぼ前年並みで着地した。新型コロナウイルス感染症の影響による工事現場の一時閉所などがあったものの、ＩＴ通信機器を利用した非接触営業と従来の営業活動を組み合わせる新たな営業スタイルの構築を進めたことなどが奏功した。

　なお、２０年９月期通期業績予想は、売上高１８４億５０００万円（前期比２．０％減）、営業利益１４億５３００万円（同６．３％減）、純利益９億円（同９．０％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS