スペース、前期経常を2.2倍上方修正、配当も4円増額

　スペース <9622> が2月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の6億円→13億円(前の期は31.5億円)に2.2倍上方修正し、減益率が81.0％減→58.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.8億円の赤字→2.2億円の黒字(前年同期は13.7億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の30円→34円(前の期は54円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大の影響から顧客の事業活動が制限され、業績悪化に伴う出店改装計画の先送り・中止等により、依然として厳しい事業環境が続いております。　このような事業環境の下、売上高につきましては、前回予想より微増となる見込みです。利益面につきましては、売上高の増加に加え、オンライン会議の活用やペーパーレス意識の向上、計画の一部見直しや延期など、継続して費用削減に努めたことなどから、前回予想を上回る見込みとなっております。また、連結子会社からの配当金の受領などにより、個別業績につきましても、前回予想を上回る見込みとなっております。　今後、業績予想に変更がある場合には速やかに公表いたします。なお、2020 年12 月期通期決算発表日につきましては、2021 年2 月9 日（火）を予定しております。

　　2020 年12 月期の期末配当予想につきましては、算定した通期業績予想に基づき、前回予想の14 円から4 円増額の1 株当たり18 円に修正いたしました。これにより、年間配当は34 円の見込みとなっております。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる場合があります。