イチネンＨＤ、上期経常を一転5％増益に上方修正・最高益、通期も増額

　イチネンホールディングス <9619> が10月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の25.3億円→36.9億円(前年同期は35.2億円)に45.9％上方修正し、一転して4.8％増益を見込み、4期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の49.4億円→64億円(前期は69.4億円)に29.6％上方修正し、減益率が28.9％減→7.9％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の29.6億円→25億円(前期は44.2億円)に15.5％下方修正し、減益率が33.1％減→43.5％減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期第２四半期の業績予想につきましては、主力である自動車リース関連事業が好調に推移していること等により、売上高、営業利益、経常利益については2020年７月８日に公表した業績予想数値を上回る見通しですが、基幹システムの開発中止に伴う特別損失の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は業績予想数値を下回る見通しとなりました。　また、2021年３月期通期につきましても、自動車リース関連事業が好調に推移していること等に加え、基幹システムの開発中止に伴って当初発生を見込んでいたシステム償却費等の経費が発生しない見通しとなったことにより、売上高、営業利益、経常利益については業績予想数値を上回る見通しですが、基幹システムの開発中止に伴う特別損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想数値を下回る見通しとなりましたので、上記のとおり修正いたします。※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき算出したものであり、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。