北海道電力 [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の640億円の黒字→880億円の黒字(前期は292億円の赤字)に37.5％上方修正し、従来の19期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の63.2億円の赤字→176億円の黒字(前年同期は281億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→20円(前期は無配)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　至近の動向を反映し、連結業績予想を修正いたしました。　売上高は、卸電力市場価格の低下に伴い他社販売収入が減少することなどから、前回予想に比べ50億円減少の9,480億円程度となる見通しです。　経常利益は、卸電力市場価格の低下に伴う電力調達費用の減少や工事費用の支出時期ずれに加え、水力発電量の増加による燃料費の減少などにより、前回予想に比べ240億円増加の880億円程度となる見通しです。　親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加などにより、前回予想に比べ110億円増加の660億円程度となる見通しです。　なお、小売・他社販売電力量につきましては336億kWh程度、為替レートにつきましては144円／＄程度、原油CIF価格につきましては86.0＄／bl程度と見込んでいます。　詳細につきましては、本日公表いたしました「2023年度 連結業績予想および期末配当予想の修正について」のＰ.２「2023年度 連結業績予想」およびＰ.３「2023年度 連結業績予想の修正概要」をご覧ください。※上記の予想は本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、予想数値と異なる場合があります。