今日の後場は、ここ数日、ヨコヨコでじれた外資ファンドのガス抜きでしたね。
まずは、３３０から３５０の第一グループで４０００万株投入して、一気に見せ板も駆使しながら３８５あたりまで釣り上げた後、３６０～３７０近辺で第一グループの売り抜け実施（14時前後）、売り抜け完了後、３６５～３７０の第二グループ（４０００万株）を形成したのち、
３７５の140万株をワンクリックで吸収してしまうほどの勢いで一気に３９０台まで釣り上げ、ここも３９０近辺で第二グループの売り抜け実施（14時４０分前後）で都合２回転しっかりと合計２０億程の利益を挙げたというストーリーでした。　個人の買い方さんの希望とは異なり、仕手ファンドとしては、８０円幅の２００～４００の範囲が資金的にも最もマネーゲームとして動きやすいゾーンとのことから、ＳＴＯＰとはせずに、４００手前で寸止めして、明日以降の仕掛けを３９３でかけたのだと解釈すると典型的なマネーゲームルール通りです。
結論的には、日本人だけだと４０００万株の出来高が限度であり、豊富な資金を使えば、今日の真逆の展開もとても簡単だと判断したので、頃合いのよい少しでも高いところまで釣り上げたのでしょう。
もうひとつ、ＳＴＯＰにしなかったのは、東電については、マイナス材料には事欠かないのですが、おそらく、さらにインサイダー的に何らかの下向き材料を入手したのだと感じられます。
あす以降は、かなり荒れるのではないでしょうか。
ところで、マネーゲームから一歩離れて、原点に立ち返れば、すでに答えは出ています。
外資ファンドの餌食は、個人の買い方、売り方です。
賠償金、債務超過、減資、解体議論、放射性廃棄物対応、経営不安など、隠蔽会社特有の先送り事象のつけが回ってこないうちに、手仕舞いすることが大切です。