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インプレス、今期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/02/13 16:00
 インプレスホールディングス <9479> [東証S] が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は4億2300万円の赤字(前年同期は3億2000万円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字→7億円の赤字(前期は3億7500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4億7100万円の黒字→3億2900万円の赤字(前年同期は2億2800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は5200万円の赤字(前年同期は1億7300万円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の4.7%→2.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期連結累計期間につきましては、ネットメディア及びプラットフォーム事業が想定を上回ったものの、利益率の高い既刊書籍が、前期の商品力の弱さの影響で出荷が減少・返品が増加したことに加え、上半期に発生した書籍等の刊行遅れの挽回を目指したリカバリー施策の遅れや、新型コロナを契機とした電子書籍やターゲットメディアの市場成長に対する鈍化も重なり、売上・利益ともに想定を大きく下回る業績進捗となりました。 第4四半期連結会計期間(3ヶ月)においては、第3四半期連結会計期間に実施した事業構造改革の実施に伴う編集者の人員減で、書籍等の刊行点数が大幅に減少したことに加え、ターゲットメディアのイベント・セミナーが当初の想定を下回り売上・利益ともに下方修正となる見通しです。 また、当期末において、前述の特別損失の計上に加え、将来の収益改善が見込まれる不採算事業の見直し等に係る特別損失(概算200百万円)の計上も検討していることなどを勘案し、通期連結業績予想を下方修正いたします。なお、追加の特別損失については、詳細が決まり次第、すみやかに公表いたします。※ 業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社で判断したものであり、さまざまな不確定要素が含まれております。実際の業績につきましては、今回の予想と異なる可能性があります。
配信元: 株探
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