10/22 角川はBitTorrentへの出資を発表。
BitTorrentは1億5,000万DLされ、アクティブユーザー3,000万、全米のInternet Trafficの40％を叩き出すP2P動画配信プラットフォーム。ハリウッドメジャーに留まらず、STB・ルーターなどネットワーク機器にも搭載されるなど今後のBroadbandコンテンツ流通のメインストリームとなりうるポジション。

BitTorrentのP2P構造は、世界から見れば「BBインフラ特異点」である日韓のみならず、相対的に通信環境の貧弱な欧米諸国でも利用に耐えるうえ、ワイヤレスも含め今後急速な環境変化が起こるアジア･パシフィックでの普及拡大は必至と想定される。

BitTorrentのWWにおける地域戦略、日本国内でのBB環境に合わせたHD映像配信、アジアでの｢ジャパニメーション｣求心力を考慮すれば、今回の投資が中期での成長ポテンシャルを市場訴求するだろう。連結PE20倍を切る現在のValuation訂正は固い。