投資の世界には、「バックミラーから未来は見えない」という言葉があります。

この言葉は過去の業績がいくら良くても、状況やルールが変われば答えが変わるものである、ということです。

現在のサラ金信販業界を揺るがしている過払い返還請求問題もそうですが、

信販会社も消費者金融も各社何千億円単位の引当金を計上し、壊滅的打撃を受けています。

過去の業績や値ごろ感から事情も良く知らずに買うととんでもない事になるので注意しましょう。

この過払い返還請求の火の粉は、畑違いのＩＴ業界にも広がっています。

「実は儲けのほとんどがサラ金業だった」などという化けの皮が剥がれた会社もでてきています。

それが多額の赤字を出してサラ金業から撤退した東証一部のＧＭＯインターネットです。

ＧＭＯは、サラ金業という収益の柱を失い虫の息です。薄利多売のネット事業ばかりが残った今、

財務面から見て虫の息であり将来的にみて倒産する可能性すらあるでしょう。