エムティーアイが３日続落、「電子母子手帳」サービスが柏市に試験導入も反応限定的

　エムティーアイ<9438.T>が３日続落。前週末２７日の取引終了後、同社が企画・開発した「電子母子手帳」サービスが４月１日から千葉県柏市に試験導入されると発表したが市場の反応は限定的。同サービスは、スマートフォン・タブレット・ＰＣ向けのＷｅｂサービスで、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や、出産・育児に関するアドバイスなどを提供するほか、市が実施する「乳幼児健診」や「母親学級」のお知らせなど、自治体と母子をつなぐ役割も担うというもの。
　柏市をはじめとする、公民学連携コンソーシアムが取り組む「柏の葉スマートシティ」プロジェクトでは、総務省が進める「平成２５年度ＩＣＴ街づくり推進事業」の一つとして採択されたが、「電子母子手帳」サービスも、子育て世代への健康支援サービスとして、昨年の同プロジェクトの実証事業に参加。紙の母子手帳を補完する利便性の高い新たなコミュニケーションツールとして評価され、１６年の正式導入に先駆けて、試験導入されることになったとしている。

エムティーアイの株価は１０時４９分現在８０４円（▼１２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）