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国・地方自治体・民間企業・NPO・大学の連携による社会課題解決を目指し、タクシー事業者による有償貨物運送を活用した子ども食堂支援事業DX化に向けた実証実験を2月3日から枚方市で開始

配信元:PR TIMES
投稿:2022/02/03 17:52
ワイヤレス・リモートサービスを提供する株式会社ワイヤレスゲート(本社:東京都品川区 代表取締役社長CEO:濱 暢宏、以下 ワイヤレスゲート社)は、株式会社ソーシャル・エックス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:伊佐治 幸泰・伊藤 大貴、以下 SOCIALX社)と、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京都新宿区 理事長:湯浅 誠、以下 むすびえ)と、第一交通株式会社(本社:大阪府枚方市 代表取締役:工合田 修身、以下 第一交通社)及び、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマートバイオ産業・農業基盤技術」(以下 SIP第2期※1)の構成員である慶應義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市 所長:飯盛 義徳)と連携し、大阪府枚方市の子ども食堂支援事業における「寄付希望者と子ども食堂のマッチング業務」と「食材等の配送業務」のDX化に関する実証実験を2022年2月3日~2022年3月31日の期間で実施いたします。





実証実験までの経緯


ワイヤレスゲート社は、逆プロポ(官民共創によって新規事業を生み出すSOCIALX社のサービス)を活用し、大阪府枚方市とSOCIALX社と子ども食堂支援事業における課題解決の協議を重ねて参りました。枚方市は、現在19団体21箇所※2で運営されている子ども食堂が、市内の全ての小学校区(45校区)で実施されることを目指しています。そのための課題の1つが食材寄付者(個人・法人)と子ども食堂とのマッチングであり、食材の配送でした。
全国の子ども食堂を支援しているむすびえによれば、配送や宅配の課題は大阪府枚方市に限ったことではなく、全国の子ども食堂の共通課題でした。ワイヤレスゲート社とむすびえは、枚方市での実証実験の成果を全国展開することを見据えた協議を開始。むすびえも本実証実験に参画することとなりました。

更に、食材等の配送業務の支援としては、タクシー車両にて有償貨物運送※3を行うことで、タクシーの有する機動力を活かし、課題であった食材の適切なタイミングでの提供が可能となることを考え、ワイヤレスゲート社は枚方市にて事業活動を営む第一交通社に協力を要請し、第一交通社にて国土交通省に貨物自動車運送事業法の許可の取得等を経て、本実証実験への参画となりました。

また、本実証実験の成果の全国展開を見据え、SIP第2期の構成員である慶應義塾大学SFC研究所と連携することにより、「食」の生産・流通・消費を最適化するデータ連携基盤「スマートフードチェーンプラットフォーム(SFP)」を活用した食品ロス削減に資する仕組み構築の可能性を検証します。


実証実験の概要


場所:枚方市内
期間:2022年2月3日~2022年3月31日(但し、3月1日以降は実証実験の振り返りの予定)
参加者:枚方市内の子ども食堂 4団体(樋之上こども食堂様、子ども食堂すがはらひがし様、子どもいきいき笑顔食堂様、いまここ子ども食堂様)
食材寄付者(生活協同組合おおさかパルコープ様、他複数団体と調整中)

内容:
1. 食材寄付者が寄付食材を実証実験専用ウェブサイトに登録
2. 子ども食堂が実証実験専用ウェブサイトにログインし、寄付食材一覧を閲覧
3. 子ども食堂が電話等で食材寄付者に提供希望の連絡をし、食材授受の合意形成
4. 子ども食堂がタクシーを手配
5. タクシーが食材寄付者から寄付食材を受け取り、そのまま子ども食堂に配送(有償貨物運送)
6. 配送料は「こども食堂応援Wi-Fi for枚方市※5」の寄付を活用(不足分は別途充当)

主な検証項目:
・従来は枚方市職員が介在して電話やメール等で食材寄付者と子ども食堂のマッチング業務を行っていたが、1.2.3.によってどの程度の効率化が得らえるかの検証
・従来はマッチング業務後に配送手段がないために食材等の授受ができていなかった事案を4.5.6.によってどの程度の受け渡しが成立するかの検証

本年の実証実験の流れ









今後の展開


ワイヤレスゲート社は、本実証実験参画者と共に4月以降も枚方市における実証実験を継続する予定であり、更なる改善を重ねることにより枚方市の子ども食堂支援事業に貢献して参ります。更には、全国約6,000箇所※4の子ども食堂の支援活動と子どもの貧困を含む社会課題解決を目指し、「こども食堂応援Wi-Fi※5」と共に本実証実験の成果を全国の都道府県、市区町村へ提案活動を行っていきます。

(※1) 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクト
(※2)枚方市が補助金を交付している子ども食堂の数
(※3) 貨物自動車運送事業法の許可の取得等によって、タクシー事業者が食料・飲料の宅配業務を行うことができる措置
(※4)「むすびえのこども食堂白書」と最新の調査発表より
(※5) 契約者からの寄付金をこども食堂支援に役立てる社会貢献型の通信サービス。官民共創にて商品化。地域に根差したブランド展開として「for ●●(自治体名)」を本実証実験から開始。申し込み等の詳細はこちら(https://minnano-rakuraku.com/kodomoshokudowifi/hirakata/
配信元: PR TIMES
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