「報道ステーション」のメインキャスターのコロナウィルス感染は衝撃的だった。あれだけ政権を批判し、国民から敵視されてもその方針を変えない姿勢は見上げたものである。問題は、広範な番組汚染がはっきりしているのに、やめなかったことの是非がどう出るか、である。
リベラル層にしてみれば、朝の当社系列のモーニングショー、夜のプライムタイムのこの番組、日曜の他社放送のサンモニ、金曜夜の朝生で現政権を出汁においしい番組作りができていたわけだが、真っ先に番組ごと感染するという放送局・報道番組にあるまじき失態のそしりはまぬかれない。
そういった報道姿勢にスポンサーも離れていると聞く。地上波に見切りをつけてABEMAにも力を入れているが、まだ黒字化には至っていない。別に政権になびけとまではいわないが、今のようなデマまがいの放送ばかりでは視聴者は離れる一方だろう。