新潟放、今期経常を一転1％増益に上方修正

　新潟放送 <9408> [ＪＱ] が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の11.7億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の9.6億円→12.8億円(前期は12.6億円)に32.5％上方修正し、一転して1.4％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.9億円→7億円(前年同期は11.2億円)に79.5％増額し、減益率が64.8％減→36.8％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比41.4％増の6億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.3％→10.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年3月期の通期業績予想につきましては、2021年5月12日に公表した予想を見直すことと致しました。これは、連結子会社の情報処理サービス部門において新型ウイルスの影響がある中、民間企業が業務効率化のためシステムや機器の入れ替えを想定以上に進めたことと医療分野や公共分野で前期からの継続案件が順調に推移したことが主な要因です。　また、個別業績の放送部門においては新型ウイルスの影響などを受け、売上高は当初予想を下回る見込みですが、利益はコストコントロールなどにより当初予想を上回る見込みです。　なお、2022年3月期通期の決算発表は5月12日を予定しております。（注）業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項上記の予想数値は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。