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兵機海運のニュース
■兵機海運<9362>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
(1) 財務状況
2022年3月期末における資産合計は12,618百万円となり、前期末比990百万円増加した。流動資産は3,922百万円となり、前期末比169百万円増加した。これは主に、受取手形及び売掛金の増加129百万円等によるものである。固定資産は8,695百万円となり、前期末比821百万円増加した。これは主に、倉庫用地の購入をはじめとする有形固定資産の増加710百万円等、時価評価の上昇等による投資有価証券の増加86百万円等によるものである。
2022年3月期末における負債合計は9,161百万円となり、前期末比614百万円増加した。流動負債は4,571百万円となり、前期末比204百万円増加した。これは主に、短期借入金の増加115百万円、支払手形及び買掛金の増加86百万円等によるものである。固定負債は4,589百万円となり、前期末比409百万円増加した。これは主に、長期借入金の増加368百万円等によるものである。
2022年3月期末における純資産合計は3,456百万円となり、前期末比375百万円増加した。これは主に、利益剰余金の増加やその他有価証券評価差額金の増加等によるものである。
(2) 経営指標
同社では経営指標として、自己資本比率、売上高経常利益率、ネットD/Eレシオを重視している。同社は、船舶・倉庫等の大型設備を必要とする事業特性から、自己資本比率は高くない。こうしたなか、財務体質の強化を図るために、自己資本比率30%を確保することを目指している。また、経営のさらなる効率化を図り、売上高経常利益率5%、ネットD/Eレシオ1.0倍を目指すことも視野に入れている。
2022年3月期末の自己資本比率は前期末比で0.9%ポイント改善し27.4%となった。また、売上高経常利益率は前期比1.7ポイント改善し3.3%となり、ネットD/Eレシオは前期末比横ばいの1.4倍であった。引き続き、経営の効率化や業務改善に取り組んでいくと見られる。
(3) 連結キャッシュ・フロー計算書
2022年3月期の各種キャッシュ・フローの概要は以下の通りである。
a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は633百万円(前期は790百万円の獲得)となった。主な内訳は、減価償却費396百万円である。
b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、使用した資金は1,061百万円(前期は416百万円の獲得)となった。主な内訳は、倉庫用地をはじめとする固定資産の取得による支出1,085百万円である。
c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、獲得した資金は379百万円(前期は605百万円の使用)となった。主な内訳は、長期借入れによる収入1,600百万円に対して、長期借入金の返済による支出1,215百万円等である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要)
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3. 財務状況と経営指標
(1) 財務状況
2022年3月期末における資産合計は12,618百万円となり、前期末比990百万円増加した。流動資産は3,922百万円となり、前期末比169百万円増加した。これは主に、受取手形及び売掛金の増加129百万円等によるものである。固定資産は8,695百万円となり、前期末比821百万円増加した。これは主に、倉庫用地の購入をはじめとする有形固定資産の増加710百万円等、時価評価の上昇等による投資有価証券の増加86百万円等によるものである。
2022年3月期末における負債合計は9,161百万円となり、前期末比614百万円増加した。流動負債は4,571百万円となり、前期末比204百万円増加した。これは主に、短期借入金の増加115百万円、支払手形及び買掛金の増加86百万円等によるものである。固定負債は4,589百万円となり、前期末比409百万円増加した。これは主に、長期借入金の増加368百万円等によるものである。
2022年3月期末における純資産合計は3,456百万円となり、前期末比375百万円増加した。これは主に、利益剰余金の増加やその他有価証券評価差額金の増加等によるものである。
(2) 経営指標
同社では経営指標として、自己資本比率、売上高経常利益率、ネットD/Eレシオを重視している。同社は、船舶・倉庫等の大型設備を必要とする事業特性から、自己資本比率は高くない。こうしたなか、財務体質の強化を図るために、自己資本比率30%を確保することを目指している。また、経営のさらなる効率化を図り、売上高経常利益率5%、ネットD/Eレシオ1.0倍を目指すことも視野に入れている。
2022年3月期末の自己資本比率は前期末比で0.9%ポイント改善し27.4%となった。また、売上高経常利益率は前期比1.7ポイント改善し3.3%となり、ネットD/Eレシオは前期末比横ばいの1.4倍であった。引き続き、経営の効率化や業務改善に取り組んでいくと見られる。
(3) 連結キャッシュ・フロー計算書
2022年3月期の各種キャッシュ・フローの概要は以下の通りである。
a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は633百万円(前期は790百万円の獲得)となった。主な内訳は、減価償却費396百万円である。
b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、使用した資金は1,061百万円(前期は416百万円の獲得)となった。主な内訳は、倉庫用地をはじめとする固定資産の取得による支出1,085百万円である。
c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、獲得した資金は379百万円(前期は605百万円の使用)となった。主な内訳は、長期借入れによる収入1,600百万円に対して、長期借入金の返済による支出1,215百万円等である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要)
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