国際紙パルプ、今期経常を70％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　国際紙パルプ商事 <9274> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は63.7億円の黒字(前年同期は126億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の50億円の黒字→85億円の黒字(前期は120億円の赤字)に70.0％上方修正し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7.9億円の黒字→42.9億円の黒字(前年同期は38.2億円の赤字)に5.4倍増額した計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は10円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は21.7億円の黒字(前年同期は44.2億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.0％→1.5％に大幅改善した。

株探ニュース