シルバライフ、今期経常を17％上方修正

　シルバーライフ <9262> が6月8日大引け後(15:30)に決算を発表。21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比11.0％増の8.4億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7.7億円→9億円(前期は10.8億円)に16.9％上方修正し、減益率が29.1％減→17.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の経常利益も従来予想の0.9億円→2.2億円(前年同期は6億円)に2.3倍増額し、減益率が83.5％減→61.8％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である2-4月期(3Q)の経常利益は前年同期比36.2％減の1.7億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の11.0％→5.6％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、昨年出店したFC 加盟店が順調に売上を伸ばしていることから、期初計画を上回る見通しです。　売上高総利益につきましては、新工場（栃木工場）の稼働開始まで群馬工場の稼働率が高水準で維持したこと、冷凍弁当の直接販売比率の上昇が継続していること等から期初計画を上回る見通しです。　売上高と売上高総利益が期初計画を上回ったことから、営業利益、経常利益、当期純利益は期初計画を上回る見込みです。　なお、第４四半期会計期間は、新工場（栃木工場）稼働による減価償却費負担等から売上高総利益は第３四半期累計期間と比較し減少することを見込んでおります。また販売管理費には、来期に向けた広告宣伝の拡大、株主優待新設の引当金等の費用を見込んでおり、特別損失には2021 年７月に群馬工場の改修に伴う一部設備の廃棄による費用約80 百万円を見込んでおります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。