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マイクロ波化学のニュース
<動意株・23日>(大引け)=マイクロ波、テセック、近鉄百など
マイクロ波化学<9227.T>=大幅反発。午前11時ごろ、大平洋金属<5541.T>とマイクロ波を利用したニッケル製錬技術について共同開発を開始したと発表しており、これが材料視された。両社はニッケル鉱石製錬時におけるCO2排出の主要因であるか焼プロセスを、従来の石炭燃焼のエネルギーから電気で発生するマイクロ波に置き換えることに関して22年からラボ検討を実施してきた。その結果、CO2排出量の大幅な削減や熱効率改善による省エネルギー化の見通しを得たとしており、今回の共同開発では、両社で小型実証設備にてスケールアップに必要なデータを取得するために試験を行うという。また今後は、良好な結果が得られれば、大型実証機による実証稼働に進み30年度をメドに実機導入を目指すとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
テセック<6337.T>=売り物をこなし5連騰。分類装置(ハンドラ)と検査装置(テスター)に特化した半導体製造装置メーカーで高度な開発力を強みとしている。車載用パワー半導体向けテスターなどで高い商品競争力を持つ。24年3月期営業利益は前期比25%減の16億円予想だが、第1四半期にあたる23年4~6月期は前年同期比71%増の5億1700万円と大幅な伸びを達成、進捗率は32%で通期見通しの上振れ期待を内包している。足もと東京市場では半導体セクターの主力銘柄については、米エヌビディア<NVDA>の決算前で軟調な動きを強いられているが、中小型株は根強い買いが続き上昇トレンドを明示する銘柄が目立っている。
近鉄百貨店<8244.T>=大幅反発で一気に年初来高値更新。22日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について売上高を1107億円から1127億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を30億円から43億円(同2.7倍)へ、純利益を15億円から26億円(同37.3%増)へ上方修正した。マスク着用緩和や新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行といった感染対策の大幅な緩和により、人々の外出機会が増加していることが要因としている。
タツモ<6266.T>=上げ足鮮烈。約3週間ぶりに年初来高値を更新した。きょうで5連騰となり物色人気に上値追いが加速。同社は貼合・剥離装置や洗浄装置などの半導体製造装置を主力展開しており、パワー半導体分野に強みを持つ。足もとで半導体中小型株の物色人気が高まるなか、同社株もその流れに乗っている。今月初旬に23年12月期上期(1~6月)業績予想の下方修正を発表し、その後は証券会社の投資判断引き下げなども影響して株価は調整局面を余儀なくされた。しかし、75日移動平均線をターニングポイントに今週に入り戻り足を鮮明としている。注目されるのは株式需給面で、信用買い残の整理が進み4~5月のピーク時から約6割減少しているほか、直近は野村アセットマネジメントが共同保有でのタツモの保有株比率を高めるなど、買いのニーズが高まっていた。
ミナトホールディングス<6862.T>=急反発。600円近辺のもみ合いを上放れ今月16日に上ヒゲでつけた戻り高値620円を上回ってきた。産業用メモリーモジュールを主力とし、デジタルデバイスのほかシステムソリューション分野にも展開、24年3月期業績は営業利益段階で前期比11%増の9億円と2ケタ成長を見込んでいる。なお、23年4~6月期は営業利益が前年同期比85%増の大幅な伸びで3億1400万円に達しており、進捗率から通期業績の一段の上振れも視野に入る。東京市場では半導体関連の中小型株に動きが出ており、同社株にも出遅れ修正を狙った買いが流入している。
エンビプロ・ホールディングス<5698.T>=急伸。22日の取引終了後、24年6月期からの5カ年の中期経営計画を発表。28年6月期に売上高800億円(23年6月期491億8900万円)、経常利益50億円(同19億100万円)を目指すとしたことが好感されている。リチウムイオン電池リサイクル事業で積極投資により高シェア獲得を目指すほか、資源循環事業で片付け・解体事業、ポリマー(プラスチック・ゴムなど)CE(サーキュラーエコノミー)事業、焼却灰などからの金銀滓回収事業で確実に利益を上げるとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
テセック<6337.T>=売り物をこなし5連騰。分類装置(ハンドラ)と検査装置(テスター)に特化した半導体製造装置メーカーで高度な開発力を強みとしている。車載用パワー半導体向けテスターなどで高い商品競争力を持つ。24年3月期営業利益は前期比25%減の16億円予想だが、第1四半期にあたる23年4~6月期は前年同期比71%増の5億1700万円と大幅な伸びを達成、進捗率は32%で通期見通しの上振れ期待を内包している。足もと東京市場では半導体セクターの主力銘柄については、米エヌビディア<NVDA>の決算前で軟調な動きを強いられているが、中小型株は根強い買いが続き上昇トレンドを明示する銘柄が目立っている。
近鉄百貨店<8244.T>=大幅反発で一気に年初来高値更新。22日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について売上高を1107億円から1127億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を30億円から43億円(同2.7倍)へ、純利益を15億円から26億円(同37.3%増)へ上方修正した。マスク着用緩和や新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行といった感染対策の大幅な緩和により、人々の外出機会が増加していることが要因としている。
タツモ<6266.T>=上げ足鮮烈。約3週間ぶりに年初来高値を更新した。きょうで5連騰となり物色人気に上値追いが加速。同社は貼合・剥離装置や洗浄装置などの半導体製造装置を主力展開しており、パワー半導体分野に強みを持つ。足もとで半導体中小型株の物色人気が高まるなか、同社株もその流れに乗っている。今月初旬に23年12月期上期(1~6月)業績予想の下方修正を発表し、その後は証券会社の投資判断引き下げなども影響して株価は調整局面を余儀なくされた。しかし、75日移動平均線をターニングポイントに今週に入り戻り足を鮮明としている。注目されるのは株式需給面で、信用買い残の整理が進み4~5月のピーク時から約6割減少しているほか、直近は野村アセットマネジメントが共同保有でのタツモの保有株比率を高めるなど、買いのニーズが高まっていた。
ミナトホールディングス<6862.T>=急反発。600円近辺のもみ合いを上放れ今月16日に上ヒゲでつけた戻り高値620円を上回ってきた。産業用メモリーモジュールを主力とし、デジタルデバイスのほかシステムソリューション分野にも展開、24年3月期業績は営業利益段階で前期比11%増の9億円と2ケタ成長を見込んでいる。なお、23年4~6月期は営業利益が前年同期比85%増の大幅な伸びで3億1400万円に達しており、進捗率から通期業績の一段の上振れも視野に入る。東京市場では半導体関連の中小型株に動きが出ており、同社株にも出遅れ修正を狙った買いが流入している。
エンビプロ・ホールディングス<5698.T>=急伸。22日の取引終了後、24年6月期からの5カ年の中期経営計画を発表。28年6月期に売上高800億円(23年6月期491億8900万円)、経常利益50億円(同19億100万円)を目指すとしたことが好感されている。リチウムイオン電池リサイクル事業で積極投資により高シェア獲得を目指すほか、資源循環事業で片付け・解体事業、ポリマー(プラスチック・ゴムなど)CE(サーキュラーエコノミー)事業、焼却灰などからの金銀滓回収事業で確実に利益を上げるとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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