韓進海運のよもやの「おなくなり」は、海運業界に大きな衝撃を与えている。そもそもダンピングでシェアを取っていただけの同社の行く末は、見るも無残なものである。現状、誰の助けも得られない、四面楚歌状態で、日一日、荷揚げが遅れ、損失は雪だるま状態に膨れ上がるとみる。

運行に関わる代金（施設使用料など）を払えなくなった会社に用はなくなるのだが、曲りなりでも世界7位のシェアのある会社。代替えとしてハイリスクな韓国海運を使わずに他国の業者を使うことは荷主としては当然の結末だろう。
というわけで、当社の出番、ということになる。もっとも、海運はここだけがやっているわけではない。同業他社にもビッグビジネスチャンス到来の予感がする。