ニッコンＨＤ、今期経常を4％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額

　ニッコンホールディングス <9072> が11月8日後場(14:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.9％増の117億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の221億円→230億円(前期は220億円)に4.1％上方修正し、増益率が0.4％増→4.5％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比7.9％減の112億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→76円(前期は67円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比19.4％増の60.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の9.6％→11.1％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第２四半期連結累計期間においては、売上高は前回発表予想を若干下回りましたが、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は更なる業務の効率化や燃料価格の低下などにより、前回発表予想を上回る結果となりました。　これらの第２四半期連結累計期間における業績の動向等を考慮し、通期の業績予想を修正いたします。

　　当社の利益配分につきましては、連結配当性向30％を目途とし、今後の収益予想、企業体質強化、配当性向などを総合的に勘案し、配当を行うことを基本方針としております。2020年３月期の期末配当金につきましては、１株当たり35円を予定しておりましたが、通期の利益予想を上方修正することに伴い、１株当たり38円に修正いたします。（注）上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくため、実際の業績は今後様々な要因により記載の予想の数値と異なる可能性があります。