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*15:25JST 日新 Research Memo(5):2024年3月期業績予想は国際物流の特需の反動で減収減益
■今後の見通し
1. 2024年3月期の業績見通し
日新<9066>の2024年3月期の連結業績は、売上高190,000百万円(前期比2.1%減)、営業利益で8,500百万円(同32.8%減)、経常利益で9,000百万円(同34.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で6,500百万円(同38.3%減)と見込んでいる。
2020年の秋ごろから表面化してきた「国際物流の混乱」、「海上輸送の運賃高騰」問題とそれに連動した同社にとっての特需(2022年第3四半期~2023年第2四半期)は既にピークを越えたと見ている。下期中は、特需のあとの反動で受注がしばらく下落するも、緩やかに歯止めがかかる。物流事業は2024年3月期には、平常時の物流受注活動に戻り、今後3年間で徐々に回復し、再成長していくと予想している。一方、旅行事業では、主力の業務渡航の取り扱いで引き続き回復基調が見込まれることから、コロナ禍前以来の4期ぶりの黒字回復(2024年3月期営業利益200百万円)を見込む。
2. セグメント別計画
(1) 物流事業
売上高は前期比3.2%減の182,600百万円、営業利益は同37.4%減の7,400百万円を見込んでいる。コロナ禍から端を発した物流の混乱は徐々に正常化され、物流市場は落ち着きを取り戻しつつある。日本及びアジアでは、物流スペースの需給逼迫も緩和され、スポット貨物も減少傾向になっている。さらに、高騰していた運賃価格は正常に戻りつつあるようだ。
(2) 旅行事業
売上高は前期比34.2%増の7,100百万円、営業利益は200百万円(前期は14百万円の損失)を見込んでいる。海外業務渡航の本格的回復にはなお時間がかかるものの、取り扱い人数は徐々に回復に向かっており、順調に売上が回復している。さらにここ3年間、社内体制整備による合理化推進で低コスト体質に転換され、2024年3月期は4期ぶりの営業利益黒字化が迎えられそうである。
(3) 不動産事業
売上高は前期比1.8%増の1,300百万円、営業利益は同10.2%増の900百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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1. 2024年3月期の業績見通し
日新<9066>の2024年3月期の連結業績は、売上高190,000百万円(前期比2.1%減)、営業利益で8,500百万円(同32.8%減)、経常利益で9,000百万円(同34.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で6,500百万円(同38.3%減)と見込んでいる。
2020年の秋ごろから表面化してきた「国際物流の混乱」、「海上輸送の運賃高騰」問題とそれに連動した同社にとっての特需(2022年第3四半期~2023年第2四半期)は既にピークを越えたと見ている。下期中は、特需のあとの反動で受注がしばらく下落するも、緩やかに歯止めがかかる。物流事業は2024年3月期には、平常時の物流受注活動に戻り、今後3年間で徐々に回復し、再成長していくと予想している。一方、旅行事業では、主力の業務渡航の取り扱いで引き続き回復基調が見込まれることから、コロナ禍前以来の4期ぶりの黒字回復(2024年3月期営業利益200百万円)を見込む。
2. セグメント別計画
(1) 物流事業
売上高は前期比3.2%減の182,600百万円、営業利益は同37.4%減の7,400百万円を見込んでいる。コロナ禍から端を発した物流の混乱は徐々に正常化され、物流市場は落ち着きを取り戻しつつある。日本及びアジアでは、物流スペースの需給逼迫も緩和され、スポット貨物も減少傾向になっている。さらに、高騰していた運賃価格は正常に戻りつつあるようだ。
(2) 旅行事業
売上高は前期比34.2%増の7,100百万円、営業利益は200百万円(前期は14百万円の損失)を見込んでいる。海外業務渡航の本格的回復にはなお時間がかかるものの、取り扱い人数は徐々に回復に向かっており、順調に売上が回復している。さらにここ3年間、社内体制整備による合理化推進で低コスト体質に転換され、2024年3月期は4期ぶりの営業利益黒字化が迎えられそうである。
(3) 不動産事業
売上高は前期比1.8%増の1,300百万円、営業利益は同10.2%増の900百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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