西武ＨＤが一時４．８％高、野村証は「バイ」に引き上げ 運輸・ホテルともに好調

　西武ホールディングス＜9024.T＞が高い。株価は一時、前日比１４５円（４．８％）高の３１４０円まで買われている。野村証券は同社株のレーティングを「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた。目標株価は３５６０円から３９００円に見直した。同社は４日の取引終了後、１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。純利益は９９億３１００万円（前年同期比５３．４％増）と大幅増益だった。鉄道業では沿線観光地のプロモーション強化などにより、旅客輸送人員は前年同期比３．０％増と堅調。ホテル業も、訪日外国人需要がけん引するかたちで平均販売室料が上昇している。
　野村証券では、この決算を評価。訪日観光客の増加で乗降客数、宿泊単価が上昇しているほか、バス事業はガソリン安も享受しており業績は拡大基調にあることなどにも注目している。

西武ＨＤの株価は９時２７分現在３０８０円（△８５円）





出所：株経通信（株式会社みんかぶ）