インバウンド関連としてホテル事業には要注目。
■注目銘柄
㈱西武ホールディングス(9024)
■注目理由
西武鉄道やプリンスホテル、埼玉西武ライオンズ等を傘下に持つ、西武グループの持株会社。2004年の西武鉄道有価証券報告書虚偽報告事件を受け、西武グループ創業家のワンマン経営から脱却するため、および西武グループの再建のために設立された。
2017年度(18/3期)目標として、営業収益5,300億円、EBITDA1,054億円を掲げている。
平成27年3月期第3四半期における連結業績は、営業収益359,079百万円(前年同期比+2.0%)、営業利益40,828百万円(同+5.9%)、経常利益34,654百万円(同+9.3%)、四半期純利益22,572百万円(同+14.2%)であった。都市交通・沿線事業ではATS(自動列車停止装置)の機能向上や池袋線石神井公園駅付近高架複々線化工事、リニューアル工事をすすめたこと、訪日外国人客の誘致活動をすすめたことなどにより旅客輸送人員は堅調に伸びたものの、消費増税前の回数券を中心とする需要増に対する反動減や天候不良の影響などによって営業収益は前年同期比で0.7%減少した。ホテル・レジャー事業においては、「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」など新規ホテルをオープン、既存ホテルもリニューアルするなど需要取り込みを図った結果、営業収益、営業利益ともに前年同期比で増加となった。不動産事業においては、オフィス・店舗リニューアル工事など保有資産の有効活用や「東京ガーデンテラス」の建設工事を推進しており、営業収益、営業利益とも前年同期比で増加となった。
(出典:平成27年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
4月8日付プレスリリースで、同社は「東京ガーデンテラス」内のプリンスホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」施設概要を決定したと発表した。同ホテルは2016年夏ごろ開業予定。東京ガーデンテラスはオフィス・ホテル・商業施設からなるオフィス・ホテル棟と、賃貸住宅である住宅棟の2棟を集約した複合型施設であり、ホテルは上層7フロア(30~36階)を占める。利用層はSEIBU PRINCE CLUB会員等既存の顧客に加え、先端技術やトレンドに敏感な30~50代の顧客獲得も新たに狙う。
株価は堅調に推移しており、きれいな右肩上がりが続いている。インバウンド関連という側面もあり、ホテルは宿泊客で賑わっているとの話も目立つ。新高値の更新が目立つ同社だが、更なる飛躍に期待したい。
直近の株価はPER45.10倍、PBR4.29倍、配当利回り0.22%となっている。
㈱西武ホールディングス(9024)
■注目理由
西武鉄道やプリンスホテル、埼玉西武ライオンズ等を傘下に持つ、西武グループの持株会社。2004年の西武鉄道有価証券報告書虚偽報告事件を受け、西武グループ創業家のワンマン経営から脱却するため、および西武グループの再建のために設立された。
2017年度(18/3期)目標として、営業収益5,300億円、EBITDA1,054億円を掲げている。
平成27年3月期第3四半期における連結業績は、営業収益359,079百万円(前年同期比+2.0%)、営業利益40,828百万円(同+5.9%)、経常利益34,654百万円(同+9.3%)、四半期純利益22,572百万円(同+14.2%)であった。都市交通・沿線事業ではATS(自動列車停止装置)の機能向上や池袋線石神井公園駅付近高架複々線化工事、リニューアル工事をすすめたこと、訪日外国人客の誘致活動をすすめたことなどにより旅客輸送人員は堅調に伸びたものの、消費増税前の回数券を中心とする需要増に対する反動減や天候不良の影響などによって営業収益は前年同期比で0.7%減少した。ホテル・レジャー事業においては、「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」など新規ホテルをオープン、既存ホテルもリニューアルするなど需要取り込みを図った結果、営業収益、営業利益ともに前年同期比で増加となった。不動産事業においては、オフィス・店舗リニューアル工事など保有資産の有効活用や「東京ガーデンテラス」の建設工事を推進しており、営業収益、営業利益とも前年同期比で増加となった。
(出典:平成27年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
4月8日付プレスリリースで、同社は「東京ガーデンテラス」内のプリンスホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」施設概要を決定したと発表した。同ホテルは2016年夏ごろ開業予定。東京ガーデンテラスはオフィス・ホテル・商業施設からなるオフィス・ホテル棟と、賃貸住宅である住宅棟の2棟を集約した複合型施設であり、ホテルは上層7フロア(30~36階)を占める。利用層はSEIBU PRINCE CLUB会員等既存の顧客に加え、先端技術やトレンドに敏感な30~50代の顧客獲得も新たに狙う。
株価は堅調に推移しており、きれいな右肩上がりが続いている。インバウンド関連という側面もあり、ホテルは宿泊客で賑わっているとの話も目立つ。新高値の更新が目立つ同社だが、更なる飛躍に期待したい。
直近の株価はPER45.10倍、PBR4.29倍、配当利回り0.22%となっている。