富士急が反発、第１四半期６４．７％営業増益を好感

　富士急行<9010.T>が反発、一時前日比５４円高の１２７８円まで買われた。同社は２９日の取引終了後、１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高は１１８億１３００万円（前年同期比６．２％増）、営業利益は１０億５２００万円（同６４．７％増）、純利益は６億５１００万円（同６９．０％増）と大幅な増益となり、これを好感している。鉄道事業では４月下旬に富士本栖湖リゾート「富士芝桜まつり」開催に合わせたＪＲ中央線からの直通列車乗り入れを行うなど、ＪＲ東日本<9020.T>との連携によるアクセス向上に注力。バス事業では、４月から「御殿場～河口湖線」の運行間隔を短縮、訪日外国人に人気のある忍野八海へのアクセス向上など富士山周遊の利便性を高めた取り組みが寄与している。　通期業績は売上高５１０億円（前期比４．１％増）、営業利益４７億６０００万円（同９．５％増）、純利益２２億円（同６．９％増）と従来見通しを据え置いた。


富士急の株価は１１時１４分現在１２７２円（△４８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）