東急、前期経常を一転13％減益に下方修正

　東急 <9005> が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の828億円→710億円(前の期は819億円)に14.3％下方修正し、一転して13.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の367億円→249億円(前年同期は367億円)に32.2％減額し、減益率が0.1％減→32.2％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年３月期通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の急速な拡大に伴う消費需要の減少を受け、交通事業で外出の自粛等による運賃収入の減少のほか、ホテル・リゾート事業ではホテルの稼働率が大きく減少したこと等により、前回発表した業績予想を下回る見通しです。　なお、上記の予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。　2020年３月期通期個別業績予想については、2019年10月１日付けで会社分割の方法により、鉄軌道業を東急電鉄株式会社へ承継したこと等により、前期個別業績から差異が生じる見通しです。承継会社は当社の完全子会社であるため、連結業績への影響はございません。　なお、上記の予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。