東祥、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ

　東祥 <8920> が3月17日後場(13:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の80億円→94億円(前期は73億円)に17.5％上方修正し、増益率が9.5％増→28.7％増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の44.9億円→58.9億円(前年同期は37.3億円)に31.1％増額し、増益率が20.3％増→57.8％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当第４四半期以降におけるわが国経済は、新型コロナウィルスの影響により、外出自粛等消費が減退している状況であり、企業の生産活動に甚大な被害をもたらしています。当社の主力事業であるスポーツクラブ事業におきましても、一部店舗の休業等当初想定を上回る影響を受けており、今日現在収束が見えず先行き不透明な状況でありますが、政府の動向を注視するとともに、通常営業再開に向け衛生管理並びに環境整備に注力している状況であります。 　 このような経済環境ではありますが、2020 年３月期通期の連結及び個別業績予想につきましては、当社の連結子会社であり、2018 年２月に設立した東祥アセットマネジメント株式会社において、不動産投資法人の資産運用会社として必要となる許認可等が整ったことから、資産運用を受託する「東祥リート投資法人」に対し、スポンサーサポート契約に基づきスポーツクラブ２施設、賃貸マンション 15 棟及びホテル３施設の譲渡を当社取締役会において決議いたしました。 　 上記固定資産の譲渡による影響により、前回公表いたしました業績予想を上回る見込みとなりました。 　 なお、固定資産の譲渡に関する詳細につきましては、本日公表の「固定資産の譲渡に関するお知らせ」をご参照下さい。 （注）上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。