イオンモールの2008年3―11月期の連結業績は、純利益が前年同期比33％増の145億円前後になったもようだ。大型ショッピングセンター（ＳＣ）の新規開発や既存店の増床により、テナントからの賃貸料収入が伸びる。07年8月に吸収合併した不動産開発のダイヤモンドシティも寄与する。
　売上高にあたる営業収益は50％増の930億円強とみられる。10月に埼玉県越谷市で、売り場面積が国内最大級のＳＣ「イオンレイクタウン」を開業。5月には福岡県内のＳＣ「福岡ルクル」を大規模増床した。
　食品・衣料だけでなく映画館や飲食、病院なども集積するモール型を展開。地域初出店となる専門店を誘致するなどテナントにこだわったことで、既存ＳＣに入居する専門店の売上高は前年同期を上回ったもよう。この結果、専門店売上高に連動する歩合制の賃貸料収入も増えたようだ。
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