明和地所、非開示だった今期経常は2.5倍増益、未定だった配当は15円増配

　明和地所 <8869> が11月11日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.0倍の23億円に急拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比2.5倍の26億円に拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比50.4％減の2.9億円に大きく落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は30円(前期は15円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は0.7億円の赤字(前年同期は3.5億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の4.1％→0.2％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を合理的に見積ることが困難なことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測に基づき公表いたします。本業績予想の算定においては、再度の感染症拡大などによる大規模な社会経済活動の停滞は考慮しておらず、今後感染症の影響は緩やかに収束に向かう事を前提としております。　なお、詳細につきましては、「2021年３月期　第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結）」をご参照ください。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題として認識しており、将来の事業展開を勘案した内部留保の重要性を考慮しつつ、長期安定配当を行うことを基本方針としております。2021年３月期の配当予想につきましては、2021年３月期の通期連結業績予想が未定であったことから、同じく未定としておりましたが、上記の業績予想及び基本方針に基づき、期末配当金として１株当たり30円とさせていただきます。（注）上記の業績予想及び配当予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。今後、業績予想及び配当予想の修正が必要と判断される状況となった場合には、速やかに開示いたします。