Ｔ＆Ｄ、今期経常を34％上方修正

　Ｔ＆Ｄホールディングス <8795> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比55.9％減の661億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の740億円→990億円(前期は2281億円)に33.8％上方修正し、減益率が67.6％減→56.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比58.0％減の328億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比27.4％増の842億円に伸びた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　主に運用収支の好調および海外再保険関連会社に係る持分法投資損益が当初想定を大きく上回っていることによります。なお、海外再保険関連会社に係る持分法投資損益は、米国金利の変動に伴う一時的な評価性損益の影響により大きく変動します。このような一時的な評価性損益については、当初予想から修正していません。当社グループではグループの経営実態を表す指標の一つとして、このような市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益を一部調整した「グループ修正利益」を導入しています。グループ修正利益では、前回発表予想に対して200 億円の増加となります。(注）上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績は、様々な要因により記載の予想数値とは異なる結果となる可能性があります。