スルガ銀、今期経常を一転9％増益に上方修正

　スルガ銀行 <8358> [東証Ｐ] が11月6日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の120億円→145億円(前期は132億円)に20.8％上方修正し、一転して9.3％増益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の45億円→128億円(前年同期は182億円)に2.8倍上方修正し、減益率が75.4％減→29.9％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）2024年3月期第2四半期（累計）の業績予想銀行単体において、資金利益が前回発表予想を上回る見込みとなったほか、実質与信費用が前回発表予想を下回る見込みであることなどから、連結及び個別の業績予想を修正するものです。（２）2024年3月期通期の業績予想銀行単体において、資金利益が前回発表予想を上回る見込みであること、また、実質与信費用が前回発表予想を下回る見込みであるとともに、有価証券ポートフォリオの品質向上を目的とした評価損の圧縮を実施する見込みであることを勘案し、連結及び個別の業績予想を修正するものです。（３）配当予想について当社では、資本の健全性や成長のための投資との最適バランスを検討し、株主還元の充実に努めることを株主還元の基本方針としたうえで、配当政策は、配当性向30％程度を目安とした安定配当を基本方針としております。今回の業績予想の修正により、親会社株主に帰属する当期純利益（通期）の増益等を見込みますが、当社では、現在、自己株式の取得を実施中* であり、当期末に保有する自己株式数が未確定であることなどを勘案し、中間配当並びに期末配当予想は据え置きとさせていただきます。なお、配当予想の修正が必要と判断した場合は速やかに公表いたします。＊2023年5月18日付公表「自己株式の取得枠設定に関するお知らせ」をご参照ください