スルガ銀、今期経常を43％上方修正、未定だった配当は2期ぶり5円で復配

　スルガ銀行 <8358> が3月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常損益を従来予想の305億円の黒字→435億円の黒字(前期は743億円の赤字)に42.6％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の104億円→234億円(前年同期は113億円)に2.2倍増額し、一転して2.1倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本日公表いたしました「シェアハウス関連融資債権の譲渡に関するお知らせ」及び「特別損失（減損損失）の計上に関するお知らせ」等の要因により、2020年3月期通期の連結及び個別の業績予想を修正するものです。

　当社は、2019年11月に中期経営計画“Re：Start2025”を策定し、その着実な遂行により、持続可能な新たなビジネスモデルを構築し、バーゼル３改定後においても自己資本比率8％以上を堅持することを掲げております。こうした中、従前、当期の期末配当予想につきましては未定としておりましたが、当期の業績動向や中期経営計画における収益見通し、今後の財務状況等を総合的に検討いたしました結果、期末配当予想を1株当たり5円に修正し、復配する予定といたしました。来期の配当予想は2020年3月期決算短信において開示する予定ですが、業績の状況により内部留保とのバランスを考慮しつつ、中期経営計画を踏まえて安定的な配当を実施することを当社の基本方針として配当額を決定いたします。