三井住友トラ、今期最終を10％上方修正、配当も10円増額

　三井住友トラスト・ホールディングス <8309> が2月24日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結最終利益を従来予想の1550億円→1700億円(前期は1421億円)に9.7％上方修正し、増益率が9.0％増→19.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の439億円→589億円(前年同期は621億円)に34.1％増額し、減益率が29.2％減→5.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→170円(前期は150円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　対顧客ビジネス等の好調を主因に、実質業務純益が予想を上回る見込みとなったため、業績予想を修正するものです。

　当グループは、業績に応じた株主利益還元策として、2022 年度をめどに連結配当性向40％程度への引き上げを目指す方針としております。この方針に基づき、上記業績予想修正を踏まえて、期末の普通株式１株当たりの配当予想を、前回予想（2021 年11 月11 日公表）の１株当たり80 円から10 円増額し、90 円に修正いたします。これにより、中間配当と合わせた年間配当予想は、１株当たり170 円（前期比20 円増配）となります。